相続問題でお悩みの方へ

死亡により相続される人を被相続人といい、相続する人を相続人といいます。

民法は、「相続は、死亡により開始する。」「相続人は、相続開始のときから、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。」と規定しています。

相続問題とは、死亡した人が有していた財産を相続人がどのように引き継ぐかを決めること、といえます。この「財産」としては、預貯金、不動産、自動車などがありますが、これに限らず、一切の財産が含まれます。また、マイナスの財産（債務）も含まれます。

住宅ローンなどの債務も相続の対象となります。もっとも、住宅ローンについては、団体信用保険に加入していることが多く、その場合、主債務者が亡くなった場合には、相続人は、残った住宅ローンを払う必要はありません。

相続人が多数いる場合、①遺言書があれば、遺言書に従います。しかし、遺言書がない場合、法定相続に従うと、財産が細分化され、相続人の希望と異なった形態になることが多いため、②遺産分割協議を行う必要があります。協議の結果は、遺産分割協議書にまとめます。

相続人間で話し合いがつけば問題ありませんが、仲の良いご兄弟であっても、相続時には多額の金額が絡むこともあり、トラブルになることも少なくありません。トラブルになる前に、専門家である弁護士に相談されることをおすすめします。

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担当弁護士：弁護士　木坂理絵

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